以前、動物愛護についての記事を書きましたので、もしよろしければそちらも読んでみてください。
今回は、馬について。
人との関係が深い動物のひとつでもある、馬。
昔から人を乗せたり、荷物を運ぶ際に活躍したりと、人間ととっても関係が深い動物です。現在は競馬や乗馬などといった形で、人間との関わりがあります。
ここでみなさんにお聞きしたいのが、競走馬が引退した後どのようになっているかご存知でしょうか?
そこには、みなさんが知らない、悲しい現実があります。
馬の寿命は約20年と言われており、競走馬として過ごすのは一生のうちの、わずか数年。
引退した馬全てが、余生を牧場などで過ごすのではなく、殺処分されているのが現実です。
僕はここ数年、休みを見つけては乗馬に行き、馬と触れ合ってきました。
乗馬を通して馬と触れ合うことで、心が穏やかになり優しい気持ちになりました。
そんな馬が殺処分されている現状を知り、何かできることはないかと思い、今回この記事を書いています。
この記事を通してみなさんに現状を知っていただき、これからどうしていくべきかを一緒に考えていければと思います。
引退馬のその後について
冒頭でもお聞きしましたが、みなさんは競走馬が引退したあと、どのようになっているかご存知でしょうか?
僕は最初、乗馬クラブなどに引き取られたり、そのまま元々いた牧場などで余生を過ごしたりするものだと思っていました。
競走馬として活躍できるのは、ほんの数年です。
馬の寿命から考えて、人生の半分以上は競走馬としてではなく生きていくことになります。
そして残酷なことに、競走馬の大半が殺処分という形で、この世をさっているのが現状です。
もちろん、全ての馬が殺処分されるわけではなく、乗馬クラブに引き取られる馬もいれば、動物園などに引き取られて余生を過ごしていく馬もいます。
では、なぜこんな残酷なことが起きてしまうのでしょうか?
まず、大きな問題として、競馬がいまだ根強く人気があるということです。
様々な意見があるかとは思いますが、個人的に競馬には反対です。
幼い頃から調教され、走るためだけに生まれてきたかのように扱われます。
これは完全に人間のエゴです。
馬に辛い思いをさせて、人間だけが楽しむ。
厳しい訓練を受けてまで、走りたい馬はいないはずです。
そして走れなくなったり、勝てなくなった途端に殺処分される。
あまりにも残酷すぎます。
競馬を今すぐになくすことはできませんが、競馬をなくせないのであれば、引退した競走馬の余生を豊かなものにすることは、今からでも可能です。
人間との共生
馬と人間の関係は古くからあり、様々な場面で人間は馬に助けられてきました。
乗馬だけではなく、戦国時代には戦馬として活躍したり、それ以外では移動手段としても馬が使われたりと、人間にとってはなくてはならない存在が馬です。
そして、同じ馬でも国によって存在の意味が大きく異なります。
アメリカやブラジルなどでは、”馬は友達”という認識が一般的です。
現在では少ないと思いますが、イギリスでは馬をペットとして飼う人もいます。
ですので、こういった国々では、馬と共に生きる文化が発達していると言えます。
日本は動物愛護の観点で遅れをとっていると、前回の記事にも書きましたが、こういった認識の違いを知ることで、改めて日本が遅れているなと感じました。
馬は古くから人と共に歩んできた動物で、我々の生活を豊かにする手助けをしてくれました。それは今でも変わりません。
だからこそ、今度は僕たちが、馬の生活を豊かにする手助けをする番です。
僕たちにできること
動物愛護という考え方が、少しずつですが世界中で広まってきており、様々な形で保護馬や引退馬への支援が可能になってきています。
まずは、現状を知っていただくことが重要だと考えています。
そして共感していただき、支援の輪を広げていくことで、馬の生活を豊かにする手助けができるかと思います。
僕はこれから、動物の保護施設を作ろうと考えております。
その施設で引退馬や保護馬を引き取り、余生を楽しくそして、のんびり暮らせるような施設を作りたいと思います。
今年中には、クラウドファンディングの立ち上げを予定しています。
今、この記事を見てくださっているみなさんの力が必要です。
最後にはなりますが、僕が保護馬・引退馬のことにについて考えるようになったきっかけのひとつが、紗栄子さんの活動です。
まさに、僕がやりたいことを体現されています!
まだ知らない方は、ぜひ、下記のリンクから一度サイトを覗いてみてください!
※現在このクラウドファンディングは終了しています。
今日から、できることをやっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!